2013年12月20日金曜日

ジュンヌとクーの物語12 罰として今日の夕飯ぬき

お母さんにクーのことがばれ、クーを捨てる・・・

お母さんは「じゃぁうそついてたらお父さんにもいうからね!」といわれジュンヌは言い返す気にもなれませんでした。

お母さんは言い終わると机の下を探し始めました。

ジュンヌは「机の下に隠さないでよかったー。」とおもいました。けど安心できないまま、お母さんはいろいろ部屋を見回ります。「ど、どうしょう・・・」ジュンヌは戸惑いました。

本当のことを言うか、うそをつくか・・・うそはつきたくないけどクーを飼うって約束したし・・・なんて思っていると、お母さんが押入れを開けました。

・・・するとなにかが押入れから飛んできました。そこにはクーがいました。べろをだして「ワン!」といい、お母さんにとびつきました。

ジュンヌはその場に立ち尽くし呆然としていました。お母さんは「い、犬だわ。」といいしばらくあっけに取られていました。

「フ、フレンチブ、ブルドッグだわ。メス・・・ジュンヌ!!」お母さんは外に響くほど怒りました。

「あんなにうそをついて・・・だから冷蔵庫の食べ物がなくなってたのね!このことはお父さんにいうからね!

それから、罰として今日の夕飯ぬき!1ヶ月外出禁止!後いますぐその犬をどこかに置いて来なさい!」

そこまで怒鳴ると下にいきました。

ジュンヌは涙がとまらなくなりました。クーはジュンヌの涙をぺろぺろなめて、「クーン」と悲しいようになきました。

ジュンヌは、クーと別れると思うとまた涙がでてきました。

けどまた怒られると思い、ジュンヌは決心し、クーをどこかに置いていくために外にでました。

ついでにすこし食べ物を箱に入れ、自分の暖かい布団をしきました。「最後の散歩だね・・・」クーはいつもより元気がありません。ジュンヌは「クーもさみしいんだね。」といい走りだしました。

「いつでも会えるように公園の神社に置こう!」そういい、あっという間につきました。

「ここら辺でいいかなっ・・・クーバイバイ・・・」ジュンヌはまた涙がでてきました。

「う、うわぁーん」クーも泣いたように「クーン」と何回もなきつづけました。ジュンヌは無我夢中になって、走りだし、ました。

つづく・・・

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