お母さんにクーのことがばれ、クーを捨てる・・・
お母さんは「じゃぁうそついてたらお父さんにもいうからね!」といわれジュンヌは言い返す気にもなれませんでした。
お母さんは言い終わると机の下を探し始めました。
ジュンヌは「机の下に隠さないでよかったー。」とおもいました。けど安心できないまま、お母さんはいろいろ部屋を見回ります。「ど、どうしょう・・・」ジュンヌは戸惑いました。
本当のことを言うか、うそをつくか・・・うそはつきたくないけどクーを飼うって約束したし・・・なんて思っていると、お母さんが押入れを開けました。
・・・するとなにかが押入れから飛んできました。そこにはクーがいました。べろをだして「ワン!」といい、お母さんにとびつきました。
ジュンヌはその場に立ち尽くし呆然としていました。お母さんは「い、犬だわ。」といいしばらくあっけに取られていました。
「フ、フレンチブ、ブルドッグだわ。メス・・・ジュンヌ!!」お母さんは外に響くほど怒りました。
「あんなにうそをついて・・・だから冷蔵庫の食べ物がなくなってたのね!このことはお父さんにいうからね!
それから、罰として今日の夕飯ぬき!1ヶ月外出禁止!後いますぐその犬をどこかに置いて来なさい!」
そこまで怒鳴ると下にいきました。
ジュンヌは涙がとまらなくなりました。クーはジュンヌの涙をぺろぺろなめて、「クーン」と悲しいようになきました。
ジュンヌは、クーと別れると思うとまた涙がでてきました。
けどまた怒られると思い、ジュンヌは決心し、クーをどこかに置いていくために外にでました。
ついでにすこし食べ物を箱に入れ、自分の暖かい布団をしきました。「最後の散歩だね・・・」クーはいつもより元気がありません。ジュンヌは「クーもさみしいんだね。」といい走りだしました。
「いつでも会えるように公園の神社に置こう!」そういい、あっという間につきました。
「ここら辺でいいかなっ・・・クーバイバイ・・・」ジュンヌはまた涙がでてきました。
「う、うわぁーん」クーも泣いたように「クーン」と何回もなきつづけました。ジュンヌは無我夢中になって、走りだし、ました。
つづく・・・
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