2013年12月17日火曜日

ジュンヌとクーの物語10 パンを二個


「チュンチュン」・・・バタバタ「鳥の声が聞こえる・・・」

ジュンヌが目を覚ますともう朝になっていた。「うーん」と、うなってあくびをし、カレンダーを見ました。

「3月24日か・・・そういえばあと1週間で学校か・・・学校に行けばクーがなぁ。
このままずっと学校がなかったらいいのになぁ。」といいました。

クーはもう起きていて水をのんでいました。ジュンヌは「おはよー。クーもう起きてたの早いね。」というとクーは元気よく「ワン!」といいかえしました。

今おはようっていったのかなぁとジュンヌは思いました。

何時間かたって、お母さんが「じゃあ仕事いってくるね。あっそれからお腹すいたらカウンターの上にあるパンたべときな。パン残したらちゃんとふくろしめとくねんで。」といいました。

ジュンヌはゲームをしながら「うん。わかったいってらっしゃい」といってそのまま黙り込んだ。

お母さんは「ゲームしながらちゃんときいてんのかなぁ。」と思いながら家を出た。お母さんの気配がなくなりジュンヌはゲームをしているふりをやめて、パンをもって二階にいきました。

「クー。パンもってきたで。」といい、クーのえさいれにパンを二個いれました。

クーはあっという間に全部食べ、まだ足りないというふうに「ワン!」とほえました。
ジュンヌは「わかったよ。はいこれで最後やからな!」といって、クーは満足そうに「ワン!」とほえました。

つづく・・・

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